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第22回科学技術社会論学会で口頭発表を行いました

2023年12月9~10日(土日)に大阪大学豊中キャンパスで行われた第22回科学技術社会論学会で口頭発表を行いました。

発表タイトルは、「日本における原子力施設の廃止措置の歴史とシステム工学的発想」です。

本発表では、日本における原子力施設の廃止措置(原子炉の廃止措置は「廃炉」と呼ばれることが多い)の歴史を大まかにまとめ、

廃止措置と新設が「リプレース」という語で括られ、その進め方の思考の枠組みには「システム工学」的発想があったことを論じました。

質疑応答では多くの質問をいただきましたが、特に、

「現在考えられている次世代革新炉の新設敷地は廃止跡地ではないだろう」

というコメントはクリティカルで、勉強になりました。

やはり、廃止措置とリプレースは一括りでも、一般の「新設」と合わせてしまうのは粗い議論だったのかなと思います。

その他にも、IAEAの報告書との関係性のコメントを頂いたことなど、今後調査を進めていきたい事項をいくつも示唆していただきました。

自分の発表は「原子力」というテーマのセッションだったのですが、そのほかのセッションでも原子力や放射線防護関係の発表は多く、やはりSTS研究テーマの大きな分野の1つであることを実感しました。

非常に多くのことを勉強できて、とても有意義でした。

論文執筆に向けて、さらに頑張っていきたいと思います。

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