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国際会議 Early-Career Conferenceで発表を行いました

2023年8月31日~9月3日の日程で、American Institute of Phisics (AIP)、Center for the History of Physics主催のEarly-Career Conferenceに参加してきました。

大学院生やポスドクなど、若手の研究者が集まる会議です。

国際学会に参加するのは初めてだったのですが、とてもよい雰囲気の会議だったと思います。

場所は、デンマークのコペンハーゲン、ニールス・ボーア研究所です。

約4年ぶりの海外渡航で、非常にエキサイティングでした。

テーマは、物理の歴史に関するものなら広くokだとのことだったので、Ryokichi Sagane’s Actions and Ideas on Introduction of Foreign Nuclear Reactors to Japanというタイトルで、嵯峨根遼吉に関して発表しました。

私の英語力には非常に問題があり、質疑応答も全くこなすことができませんでしたが、それでもとてもよい経験だったと思います。

発表が終わった後も、個別に質問や声をかけてもらえて、嬉しかったです。

中でも、「サガネの意見は他の人と同じようなことだと思うが、比較研究をする予定はあるか?」という質問はかなりクリティカルで、今後論文にまとめていく上では絶対に欠かせない論点であると思いました。

広く原子力に関する研究をやっている人も多く、世界的にみても、放射線防護や原子力関係のトピックは、20世紀後半を特徴づける一つのテーマであることが認識できました。

私自身は、日本の事例を扱うことに終始することになると思いますが、いかに国際的なコンテキストの中にそれを位置づけなければならないのかを、改めて意識できました。

大変得難い経験をさせてもらい、参加を提案してくださった先生や、応援してくれた方々、会場でいろいろな話をしてくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

会議が終わった後も、3日ほど旅程を延長して、スウェーデンのストックホルムなども観光してきました。

ノーベル博物館、ナイトシネマで「オッペンハイマー」の鑑賞、コペンハーゲン大学書籍部でOxford pressの「A Very Short Introduction」シリーズの購入、など、海外でしかできないこともいろいろでき、最高の一週間になりました。

今後とも、英語力を向上させて、定期的に国際的な場に参加したいと思えるような経験でした。

まずは、論文を書くことを頑張りたいと思います。

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