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東日本大震災・原子力災害第2回学術研究集会で発表しました

2024年3月19日(火)~20日(水)の日程で、東日本大震災・原子力災害第2回学術研究集会が行われました。

会場は、福島駅からすぐのコラッセふくしまです。

本日、午前中のセッションにて発表を行いました。

質疑応答では、システム工学とは何かについて、廃炉作業はなぜこんなに進まないのか、最適化の指標についてなど、どれも重要なご質問をいただきました。

本日の発表は、政策決定側の主張や論理を理解する、ということに主眼があり、ではその先どうするか、というところまでは議論できておりません。

その意味では、この研究がまさにスタート地点であり、ここからさらに考えていかなければならないことがたくさんあると、改めて思い知らされました。

また、本発表には「人」が全然出てこなかったので、「人」が出てくると説明がより分かりやすい、というアドバイスもいただきました。

おっしゃる通りで、政策文書の内容を通覧するだけのような発表内容になってしまっていたと反省しました。

背後にはそれを作成した人々がいるはずで、特に原子力工学者に注目して研究を進めたいというモチベーションがあるため、そのあたりの考察についても、今後文章化していきたいと思います。

他の方の発表テーマでは、普段は聞くことのない、様々な内容の研究発表を聞くことができました。

特に、地域住民の方へのアンケート調査、オーラルヒストリー、「祈り」の様式についてなど、普段私が関わることのない話がたくさん聞けました。

また、ALPS処理水の放出関連の研究報告は、やはりホットトピックの1つのようです。

このような機会が今後も継続して設けられていくことは、我々自身がモチベーションを回復するという意味で、大切なことだと思います。

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